taakko, 2015/07/10
先日仕込んだ梅シロップが出来上がりました。
仕込み編で書き忘れていたのですが、今回仕込んだ梅シロップは2ビンで、それぞれ異なる条件で作成しました。
上は梅シロップを仕込んで2日目のビンですが、それぞれ条件が少しずつ違います。
たまたま家にあった砂糖の中から合いそうなものを使いました。黒糖だと梅が負けてしまうと思ったので。
蜂蜜は安物で、常温でもろもろの塊があるものです。
仕込んで翌日(2日目)はこのような感じです。
白い方はじわじわと汁が出てきていますが、茶色い方は梅周辺に少し湿り気がある程度。
3日目。白い方はかなり汁が育ってきていますが、茶色い方はいまだ汁なし。
ここで危機感を覚え、10時間ほどビンごと冷凍し、冷凍庫から出したあとに呼び水として以前に作ったブランデー梅酒を約30ccほど入れてビンを揺らせてなじませ、その後14時間経過すると以下のように。
汁が出てきました。
そして気づいたときにフリフリしながら迎えた10日目の茶色い方は以下のように。
梅はしわになってますし、砂糖類も全部溶けています。
この時点で白い方の写真はないのですが、ビンの下の方に蜂蜜のもろもろが溶け残っており、茶色に遅れること2日で全部溶けました。
砂糖類が全部溶けて、梅がしわになって汁が外に出たと判断した12日目でできあがりとしました。
さて、次は瓶詰めです。
まず、ビンの消毒です。いつもビンの消毒は以下のページのようにやっています。
今回は複数のビンを一度に複数消毒しました。
それも単純な広口瓶ではなかったから、乾燥が大変でした。
口が狭いとなかなか水蒸気が外に出ない。
今すぐに作業がしたい、という状況だったので、電子レンジにかけ、ドライヤーで乾かすという荒技で挑みました。
電子レンジでビンが割れてはことなので、何度も止めながらやりました、注意が必要です。
さて、瓶詰め。
梅を先に出します。
色の濃い梅は凍らせた梅と思われ、果肉が少なく水分がよく出ていることがわかります。
色の薄い梅は凍らせていない梅と思われ、果肉が残っていて少しふんわりしています。
次に保存ビンに漏斗を使いシロップを入れていきます。
こぼしてもいいように下に皿をしいて。
そしてマスキングテープをラベルにして出来上がりでございます。
今回使用したのが金属蓋で、しかも何回も使用したものだったので蓋とビンの間に隙間があったようで、ガシガシ上下に振ると液漏れし、フタの内側も黒くなっていました。
来年はフタがプラスチックとか、フタと本体の間にパッキンがあって金具でパチンと止めるタイプのものにしようと思います。
出来上がりの梅シロップを割って飲んでみたらそれなりにおいしかったのですが、それ以上に漬けていた梅がおいしかったことが意外でした。
今までの梅酒づくりで使っていた未熟青梅では味わえなかったこのうまさ。
中国圏の茶菓子として食べられている「話梅」に似ているけど、話梅よりフレッシュだし、味も美味しかったです。
話梅の作り方を調べてみると、塩漬けしてから砂糖漬けをしている模様。塩漬けなしだから、話梅もどきです。
またこれを食べたいなら梅の冷凍はしないかほどほどの冷凍にして梅の組織から液を搾り取らないようにする方がよし、話梅よりも梅シロップを重視するならガンガンに凍らせて液を搾り取って果肉の余裕がなくなるくらいの方がいいと思われます。
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