taakko, 2015/05/05
東急ハンズなどで売っている手作りビールキットで一度作ってみたいと思っていましたが、酒税法の関係で、作ったとしてもアルコール度数がごくごく低いもの1%未満とかのものしか作ってはいけない、ということを知り、なんだかなあ、と思っていました。
そんなときにキリンビール横浜工場でビールづくり体験教室が実施されていることを知り、行ってきました。
だいたい毎週土日に開催されており、事前抽選で参加できるかが決まります。
ビールづくり体験教室 – キリンビール
http://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/yokohama/seminar/
4〜6名のグループ参加で、出来上がりビールは1グループにつき中瓶20本。我々は夫婦二組での参加ですので、1家庭につき10本ということになります。
4名参加の場合一人の参加費用は3,550円、できあがりビールの配送料込み、ランチ・二度にわたる試飲ビール付きです。
今回はビール作り工程の中の、麦芽の糖化、ろ過、ホップや酵母を投入、冷却して樽につめるところまでの工程を体験しました。
ビールの種類をボック、横浜ビアザケ、黒、赤、ピルスナーから選ぶことができ、我らは赤ビールを選択しました。
それぞれの種類のビールで、麦芽やホップの種類や量が異なります。
赤ビールの場合、焙煎して色が付いている麦芽が幾分か入ります。
麦芽を一定の温度に管理しながら糖化させていきます。
この温度管理がなかなか難しく、腕の見せ所といったところでしょうか。
一人がかきまぜ、一人が温度調整し、一人が次の過程の準備をし、一人が使用後の道具を洗う、頃良いところで役割交代。
というように、4人参加の場合には休む暇も、疲れたと思う暇もなく、結構あっという間に時が過ぎて行きました。
立派な濾過器に麦汁を移してろ過します。
次に数回に分けてホップを投入。
その後煮沸などはインストラクターがしてくださって、わたしたちはランチや工場見学などをしていました。
午後の作業は冷却しながらタンクにつめます。
酒税法の関係で体験者は酵母投入ができません。インストラクターの方が酵母を投入します。
作業途中で3回ほど麦汁の味見をしたところ、都度味が違い、味の変化が面白かったです。
また、同じ赤ビールを作っていても、チームによって味が違う!
わたしは親バカのようにうちのが一番おいしい!!と思っておりましたが、夫は他のチームの方がコクがあると冷静なコメントをしていました。
この後はキリンビールさんの温度管理のもと、6週間の発酵・熟成期間ののち、自宅へ送られる予定です。
賞味期限2週間、一番搾り麦汁のみを使用した、手塩にかけた赤ビール。
届くのが楽しみです。
(2015/06/15)ビールができあがって届きました↓
このイベントに参加する前に生ビールには炭酸ガスを注入しているかしていないか論争(というほどでもありませんが)がありました。
注入している派の友人の主張は、生ビールのサーバーを借りた時にビールのタンクと炭酸ガスのタンクと2つのタンクがあり、その二つをもとに生ビールを注いだので、その時に炭酸を混入しているのではないか、というものでした。
確かにそんな記憶が私にもある。
このイベントに参加した時に真偽のほどを確認してきました。
生ビールには炭酸ガスは注入されていません!が答えです。
サーバーの炭酸ガスタンクは、ビールに圧力を加えて押し出す役目に使われており、ビールに混入したりはしないそうです。
ビールの炭酸は、糖を分解したときに発生するアルコールと二酸化炭素の、二酸化炭素の部分です。
生ビールサーバのタンクのビールも、瓶ビールも、缶ビールも中身は同じ生ビール。
注ぐ時に空気にあたらないビールサーバの生ビールは他に比べると酸化しないので、味がおいしいのではないか、という見解があるようです。
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