taakko, 2014/10/01
昨年、ベランダ菜園で収穫したゴーヤを使って「ゴーヤの梅酢漬け」を漬けました。
参考にしたのはこの本。
「ゴーヤー料理60選」。昭和に発行された古めかしい本です。那覇のジュンク堂で購入。よく平成二十ウン年まで持ちこたえたものだ、と思います。
これに載っているレシピは、その見かけ通り少々古くさく、そしてやや強引に見えるものや、チャンプルーなど定番の料理、沖縄伝統の漬物など、なかなか見ごたえがあります。
その中で特に気になっていたのが「地漬(じーじき)」と「ゴーヤの梅酢漬け」です。
地漬はゴーヤを黒砂糖で1年ほど漬けるもので、粕漬け的な味わいのようです。
ゴーヤの梅酢漬けは氷砂糖と梅干で漬けるもので、1年は保存可能だそうです。
味の好み的に梅酢漬けに興味があり、4本のゴーヤで梅酢漬けを作ってみました。
ここで鋭い方はすでにお気づきでしょうが、梅酢漬けといいながら酢は一切使わないレシピです。
わたしはこの事実に一年経過した今頃気がつきました。
じゃかじゃん。
このようになっています。
味は甘苦いです。甘酸っぱいとか甘辛いとかありますが、甘苦いという新感覚。
おいしい・おいしくないを超越した味です。
そのまま食べられるかと言えば、味見としてなら一切れ食べられるけれども、おかずとしてはちょっと遠慮したい、という感じ。
なので、ドレッシングにふた切れほど細かく刻んで入れてみましたが、量が多かったみたいで大変不評を買いました。
むー、難しい。
作ったからには使いたいところですが、使うとすれば味を複雑にする隠し味として少量をみじん切りにして使うことしか、今のところ思い当たっていません。
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